ひとりの少年が、寿司職人である父親を、そして父と母の店「巴寿司」を守る為、日本一の寿司職人を目指すおはなし
はい、漫画大好きっ子ものくろです、こんばんは
今回の謎は漫画「将太の寿司」より、誰が一番イヤなヤツなんだ選手権を行います
はじめに、この作品のスゴイところ、言っちゃいます、以下ネタバレ盛りだくさんです
お寿司がとっても美味しそう
誇張でもなんでもなく、ただ単純にうまそうなんです
騙されたと思ってこの漫画読んでみて下さい、ほんとにお寿司が食いたくなります
喜怒哀楽がリアル
特に注目すべきは哀です、涙の表情がリアルで感情が読み手にもひしひしと伝わってきます
ので、感情移入しやすい人ですと、見てて嫌になる場面も結構あります(わたしがそうでした)
嫌になる・・・??漫画でそんなに嫌になること、ある??
あるんですよコレが
その原因になる登場人物をドン引きエピソードと共に紹介させていただいて、その後誰が一番イヤなヤツかを決めたいと思います
審査員紹介
将太の寿司で一番イヤなヤツを決める審査員を紹介します、イヤなヤツ選びに定評のあるお二人です
【ものくろ】

どうも、わたしです。一番好きなお寿司はサラダ巻きです。
【時々もち】

職場の嫌な奴の言動を記録しといて、左遷させた事があるぜ。
嫌な奴 候補者選定

私はこの漫画、読んだこと無いから説明お願いするぜ。

とりあえず漫画を読み進めると嫌な奴がちょくちょく出てくる

そんな漫画面白いのか?

そういう奴らを寿司でコテンパンにするのが楽しいんだと思う
ちなみに、今回紹介する登場人物はのちのちイイヤツになる人もいます
しかし、エピソードを聞けば「うわっ、コイツ嫌な奴だなぁ」ってドン引きするくらい嫌な奴なんで候補者として挙げます

頭に残る嫌な奴が四人いる

その四人から選ぶわけだな
その他にも“邪魔者を電車に轢かせる”とか“立地の良さから店舗を乗っ取ろうとする”とか“食中毒で子供が亡くなり、その責任をなすりつける”等をやるヤツもいます
今回は登場回数が多く、かつ、ものくろの頭に残った四人を候補者として挙げます
佐治安人(さじ あんと・やすと)
名前が二つあるのは、呼ぶ人によってヤスと呼んだりするからです
将太君が働く事になる鳳寿司(おおとりずし)の兄弟子
あだ名がサージェント(軍曹)と言われるくらい厳しく、同じく兄弟子に当たるシンコ君のミスに精神攻撃&物理攻撃を行なったり、冷たく突き放したりします

こういう人、現実にマジで居そうで怖い

早速、ドン引きエピソードを聞かせてもらおうか
将太君は北海道の小樽から東京の鳳寿司で兄弟子のシンコ君と佐治さんの三人で、店で下宿しながら寿司職人の修行をしてるわけですが
小樽に“渡辺さん”という同級生のかわいいガールフレンドがいます
東京と小樽、距離は非常に離れてますが将太君は彼女に何通も手紙を出しました
しかし、彼女からの返事の手紙は一通も届きません・・・

嫌な予感しかしない

まさかそこまでは・・・って思うよね。
やりやがったーっっ!!!
そうなんです、この人将太君への手紙、全部自分の部屋に隠してたんです

うわぁ・・・引くわぁ・・・

この時点では佐治さんに対して不信感しか無い
【候補者】佐治安人
【ドン引きエピソード】人の手紙を(しかも大切な人からのを)部屋にしまっちゃう罪
紺屋碧悟(こうや へきご)

あ、あと登場人物の貧富の差が非常に激しい

どうした、急に

この漫画、金持ちは基本的に嫌な奴しかおらん、コイツもそのひとり
紺屋碧悟は“新人寿司職人コンクール”に於いて将太君と対決しました
先代が非常に素晴らしい人物で、財界にも顔がきく典型的な親の七光り
小さい頃からチヤホヤされてわがままに育ち、勝負事に異常にこだわり、勝つ為には手段を選ばず、負けた相手に対しても容赦ない責めを加えるそうです
寿司職人としての力量もちゃんとあるにも関わらず、財力を駆使し、コンクールで出題された課題の食材を買い占める等の頭の悪そうな作戦を使ってきます

確かに感じは悪いけど、それ程じゃないんじゃね

コイツそれだけじゃないんだよ
碧悟には二人の黒服部下がいるのですが、この二人に将太君の食材の入った冷蔵庫の電源を切らせたり、将太君の手を車のドアに挟んだりやりたい放題します
また小学生の時、自分より足の速い同級生を階段から突き落として「おまえ生意気だよ、○んじゃえ」って言う凶悪性を持ってます

嫌がらせの範疇を超えてるわぁ・・・引くわぁ・・・

ほんとやなヤツ〜!
【候補者】紺屋碧五
【ドン引きエピソード】食材買い占め、調理妨害、傷害罪
武藤鶴栄(むとう つるえ)
料理人殺しの異名を持つ評論家、味には非常にうるさく、食す事でその素材のバックグラウンドまで把握するくらいスゴイ人

ベタ褒めじゃん、やな奴なの?

超厳しい審査員、って感じで将太君の成長にも貢献してるんだけど・・・

何がダメなの?イイヤツじゃん

残念なエピソードが・・・
武藤鶴栄には武藤剛という息子がいまして、幼い頃から料理人として厳しく育てられました
剛は才能もあり、努力も惜しまなかったが鶴栄にはなかなか認めて貰えなかった
そんな中、剛に恋人ができ結婚の準備を進めていた時・・・

まさか・・・

この人、どういう心境だったのか、まるで共感出来ない行動にでるんだ
鶴栄本人が手切れ金を持って恋人のひろ子さんの所へ出向き、息子と別れるようにと言いました
ひろ子さんは受け取りませんでしたが、二人の仲は引き裂かれてしまいます
しかも、その後別の料理屋で働く彼女の所にわざわざ出向いて、追い討ちをかけるように剛が別の女性と結婚するとか嘘を言ってしまいます
ありもしない事を聞いたひろ子さんはその料理屋のせがれさんとの縁談を受け、婚約までしてしまいます

すっごいクズっぷり

ホントやべぇ、この人
この話には唯一の救いがあって、この料理屋のせがれであり婚約者が出る漫画間違えてるくらい超いい人
二人の再会の一部始終を見てた婚約者が、二人の絆に心打たれ、自ら身を引くという奇跡が起こりました
むしろ、一番かわいそうなのこの人だと思います
【候補者】武藤鶴栄
【ドン引きエピソード】馬に蹴られた方がいいくらい息子の恋路を邪魔しまくった罪
笹木剛志(ささき たけし・つよし)
名前は安定せず二つあります
将太君が小樽に居た頃、寿司職人になる起爆剤になった人
北海道を中心に、全国にチェーン店を構える笹寿司の跡取りで、将太君の同級生
笹寿司の傘下に加えようと巴寿司を狙うも将太君の父に断られ、それ以来笹寿司の社長とその息子の剛志に様々な嫌がらせを始めることになります

社長の息子ってことはやっぱり金持ちなんだな

この漫画、金を持ってるやつの金の使い方雑すぎ
いい食材を巴寿司には回さないように漁業関係者に根回ししたり、宣伝の為に笹寿司の優勝が最初から確定している寿司握りコンテストを催したりします
将太君の父が巴寿司の代表としてコンテストに出る事を決意したのですが・・・
食材が手に入らず、それならばと自分で舟を出して釣りに行くのですが
笹寿司に細工された舟は転覆し、寿司の握れない怪我を負ってしまいました

殺人未遂じゃないか・・・恐ろしい

それで将太君が笹寿司と戦う決意をしてコンテストに出場するわけだ
作品にちょいちょい出てきては暴言を吐いてる姿が目にあまるイヤな奴のお手本みたいな人物です
あまり自分の手を汚す事のない剛志ですが、将太君が仙台のお寿司屋さんを手伝いに行った時
腐ったカキでダイレクトアタック

腐ったカキとか危なすぎ、間違い無く殺人未遂

仮にもお客さんの口にねじ込むとか、どんだけハート強いんだよ
【候補者】笹木剛志
【ドン引きエピソード】日常的に営業妨害および殺人教唆および殺人未遂
結果発表
【将太の寿司】一番イヤなヤツは誰だ選手権、いかがでしたでしょうか
みなさんのお気に入りのイヤなヤツはいましたでしょうか
それでは発表致します、イヤなヤツ堂々の一位は・・・

人殺しはよくないんだぜ

罪が重いのはもちろん、出てくるたびに気が重い
決定しました
笹木剛志ぶっちぎりの一位
多分作者の寺沢先生は最初にすっごい嫌なやつを配置して、そいつを将太君が寿司を握ることでやっつける、やっつけた後の快感とやっつけられた嫌なやつも将太君と一緒に成長する様を描きたかったんだろうなーって思います
この漫画はただの寿司バトル漫画では無く深い人間模様を描いてるのでしょう
でもこの漫画
イヤなヤツの手加減無さすぎ
ものくろでした、また見て下さいね、ばいばい!
画像 引用元 将太の寿司 将太の寿司〜全国大会編〜
作者 寺沢大介